子宮破裂とは、妊娠中や分娩中に子宮が破れたり破裂したりすることです。分娩中にみられることが多く、妊娠中に子宮破裂になることはまれです。子宮破裂の一番の原因は子宮壁の傷あとになります。そのほかに、前置胎盤や胎盤早期剥離、子宮壁深くに付着する癒着胎盤などの胎盤異常、横位などの胎位異常の場合も子宮破裂の危険性は高くなります。子宮破裂の起こりやすい人は、多胎妊娠や羊水過多で子宮が非常に大きくなっている、過去に難産の経験がある、子供が6人以上いる、肩甲難産や鉗子分娩など難産の途中である場合です。また、過去に帝王切開をし経膣分娩をする際に陣痛を誘発すると子宮破裂の危険性は高くなります。
子宮破裂が起きた場合には、腹部に焼きつくような痛みがありますがしばらくすると痛みが軽くなります。出血があったりなかったりです。胎児は急に心音異常がみられ仮死の徴候を示します。このような症状が出たら早急に帝王切開を行う必要があります。
子宮破裂が起きた後は、合併症が起きないように母体の様子を観察します。また、感染症を防ぐために抗生物質を投与します。
過去に帝王切開や子宮の手術、外傷の経験がある人は出産前に子宮の状態を診てもらうことが大切です。
帝王切開を経験した後に、経膣出産を試みる場合には陣痛促進剤を使うべきではないでしょう。
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