子宮内児発育遅延(IUGR)とは、母親の病気や胎盤機能不全、生活習慣などが原因で理想的な子宮環境になってない場合に、赤ちゃんが本来のペースで成長しないことをいいます。子宮内児発育遅延(IUGR)は全妊娠の2.5~3%に見られますが、小さく(通常2300g以下)生まれる赤ちゃんの90%以上は順調に成長し、2~3年で普通の子供と変わらなくなります。
子宮内児発育遅延(IUGR)は、母親が気付くような目立った症状はなく、お腹が大きくならないから赤ちゃんが成長していないというわけではありません。お腹が大きいことや体重が増えることが赤ちゃんが大きく成長しているとも決めることはできません。腹部の測定や触診などの健診によって、子宮や胎児が週数のわりに小さいことがわかるのが普通です。
早産児は、ほとんどが小さいので早産の原因となっているものを改めたり、早産の可能性がある場合には押しとどめる処置をすることで低出生体重児の生まれる危険性はかなり少なくなるでしょう。
最近の研究では、低出生体重児の原因となる付加的な要因が明らかになってきています。身体的、精神的ストレスやプロゲステロンなどのホルモンの不足、妊娠中に増加するはずの血漿が増加不十分になった場合などがあげられます。そのほか、母親自身が小さく生まれた場合も小さい赤ちゃんが生まれることも少なくないようです。しかし、ほとんどのケースで食生活や危険要因を排除することによって正常に成長させることが可能になっていきます。
|